福知山市東岡町の老人クラブ「さくら会」(塩見建男会長)は16日、地区内で炊き出し訓練をした。災害時に高齢者も地域の一員としてできることを考えようと、初めて実施した。
昨年の8月豪雨での被災を受けて、自治会が10月に炊き出し訓練に取り組んだ。その流れをくみ、「若者は力仕事をしてくれる。それならば、高齢者は炊き出しをしよう」と計画した。
炊き出し訓練には会員15人が参加。ガス、電気が使えないことを想定し、かまどに薪をくべて羽釜で米2升を炊いておにぎりを握った。おでんも作った。
かまどを使った経験がある80歳以上の人が率先して指導。全員で協力して作業をし、参加者たちは「あっという間にできた。まだまだ頑張れる」と手ごたえを感じていた。
塩見会長は「阪神淡路大震災が発生した17日の直近に訓練が出来て、意識も高まった。やってみて要領をつかめたと思う」と話していた。
写真=炊き出し訓練でたくさんのおにぎりなどをつくった
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