福知山署(竹内敏明署長)は15日、大規模災害発生時に緊急車両に燃料を優先的に供給できるよう、福知山石油(本社・福知山市末広町、正木明社長)と協定を結んだ。警察活動を確実に実行するための基盤整備の一環で、同様の協定は全国的にも数例しかないという。
福知山署内には、府内の25署の中で唯一、乗用車40台分を満タンにできる最大容量1900リットルの給油スタンドがある。昭和55年(1980)に現在地へ移転した際に造られたもので、協定により、非常時にはここへ福石から優先的に燃料を補給できるようにした。
また、福石は市内に給油所が3カ所あり、災害時にはここでも優先的に給油できる。
関係者が集まり、竹内署長と正木社長が協定書にサインをして交換した。正木社長は「安全、安心な地域づくりのため、私たちも努力していきたい」と話し、竹内署長は「災害時において、燃料の確保は重要になる。平時では当たり前にあるものが、過去の災害では手に入らないこともあった。迅速な対応のためにも、日ごろの訓練に引き続き力を入れていきたい」と決意を表した。
写真=調印書にサインをする正木社長(左)と竹内署長
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