昨年の豪雨被害直後から仮園舎に移っていた福知山市堀口の公益財団法人鉄道弘済会福知山保育所(さくら保育園)が5日から、復旧工事を終えた元の園舎で保育を再開させた。
8月16日の豪雨で床上約80センチの浸水被害を受け、同月21日から石原の旧遷喬幼稚園で保育を実施。全国にある鉄道弘済会の23保育所や宮津高校から、本やおもちゃを寄贈されるなど支援を受けてきた。一方、元の園舎では床の張り替えなど復旧工事を進めてきた。
約130日ぶりの再開となった5日は、新年最初の保育。元気に登園した園児たちは、きれいになった園舎で思い切り動き回り、再び元気な声を響かせていた。
村崎益広所長は「保護者のなかには車が水に浸かり、石原まで登園したくてもできない方もおられ、ご不便をおかけしました。再開できてうれしい。今までの保育を取り戻し、安全で楽しい園生活を作れるようにしたい」と話していた。
写真=張り替えた床の上で楽しく遊ぶ園児(5日午前9時35分ごろ)
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