プロ野球・横浜DeNAベイスターズの内野手、柳田殖生選手(32)と外野手の桑原将志選手(21)が、それぞれ母校の福知山成美(旧福知山商業)高校をこのほど訪れ、野球部監督だった田所孝二校長に会い、今季の成績などを報告した。
柳田選手は、旧福知山商業高校が初めて夏の全国高校野球選手権大会に出場した時の4番打者で、卒業後はNOMOベースボールクラブを経て、06年から13年まで中日ドラゴンズに所属。今年からDeNAの一員として活躍している。
今季は74試合に出場し、打率2割7分3厘の成績。柳田選手は「今年はけがもなく、順調にシーズンを過ごせた」と振り返った。
DeNAについては、若い選手が多く、明るい雰囲気と言い、後輩の桑原選手をチームのムードメーカーだと語る。
来季は「Aクラスに入れるチーム力がある。自分が出来ることをやるだけ。1試合でも多く試合に出たい」と力を込めた。
桑原選手は成美高1年の時からレギュラーだったが、部内の不祥事で、1年の夏は1年生全員が、2年の夏はチームが大会に出場できず、3年の夏は主将としてチームを引っ張ったが、京都大会はベスト4で甲子園には行けなかった。
12年からDeNAで活躍している。プロ3年目となる今季はシーズン途中から1軍に定着。巨人戦で2度のサヨナラ打を放つなど勝負強い打撃で頭角を現し、スポーツニュースで取り上げられることが多かった。出場は53試合で、打率は2割5分7厘。桑原選手は「今年は勝負の年と思っていたが、結果が残せてよかった」と振り返り、来季に向けては「レギュラーをとります」と力強く語った。
また、自身を「本塁打を何本も打てる選手ではない」として、「試合ではチームが勝つためのバッティングを心掛けたい」と話した。
田所校長は柳田選手に対して「出来るだけ多くの試合に出て、長く野球を続けてほしい」。桑原選手へは「まだ若く失敗をしても許されるので、思い切って野球をしてほしい」と期待を込めた。
写真上=田所校長(右)に近況を話す柳田殖生選手
写真下=田所校長と握手を交わす桑原将志選手
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