インフルエンザが急拡大している。直近第51週(12月15日−21日)の定点(調査医療機関1カ所あたり)の患者報告数が13・80となり、福知山市を管轄する府中丹西保健所は25日、インフルエンザ「注意報」を発令した。京都府全体でも拡大傾向が続いていて、19・76。南部では「警報レベル」に入った地域もある。
■保健所、手洗いなど呼びかけ■
1を超過したときが流行の目安とされていて、10を超えると注意報、30を超えると警報域となる。
感染症発生動向調査によると、中丹西管内は47週(11月17日−23日)から患者が報告されだして0・23。翌48週も0・40だったのが、49週には1・60となって「流行期」に入った。その後流行は拡大して50週は5・80。日を追うごとに増えて51週で注意報域になった。
府内では中丹東(綾部・舞鶴)が17・50、丹後が前週より少し下がって8。南丹が11・78、京都市17・72で丹後以外はいずれも注意報レベル。南部は乙訓が36・71、山城北が32・71で、ともに警報レベルになっている。
51週での注意報域入りは1999年の調査開始以来、最も早い。ウイルスが検出された18検体は、いずれもA香港型だった。
中丹西保健所は、外出先から戻った際の手洗い励行や十分な栄養と休養を呼びかけている。また、症状のある人には、ほかの人にうつさないようマスクを着用することを求めている。
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