年末の交通事故防止府民運動の一環として福知山署（竹内敏明署長）は、福知山市の幼稚園、保育園児たちで「交通安全サンタクロース隊」を結成し、署から蛇ケ端の三ツ丸ストア堀店までの間を往復するパレードをした。42人の子どものほか保護者や署員たちも加わり総勢100人以上の列をつくって歩いた。

　季節に合わせた啓発で、初めての取り組み。サンタ姿の子どもたちとともに安全を届け、市民の安全意識の向上を目指す目的で20日に実施。市内の幼稚園と保育園に呼びかけ、希望者が参加した。

　初めに署内で、抽選で選ばれた佐々木海瑠君＝聖テレジア幼稚園年中組＝と、野村美咲ちゃん＝あゆみ保育園年中組＝に一日署長の委嘱式があった。

　竹内署長から「福知山市では今年、交通事故で300人の方がけが、3人の方が死亡しています。パレードで安全を呼びかけてもらえますか」と優しく頼まれると、二人は「はい！」と大きな声で返事をした。

　外に出るとサンタクロース隊の指揮をとり、先日降った雪が残る中、元気よく歩いて行った。保護者たちは「交通安全運動」と書かれたたすきを掛けて一緒に啓発活動をしたり、子どもたちの可愛らしい姿を写真に撮ったりしていた。

　署へ戻ってくると、署員が扮するサンタから、頑張ったごほうびにプレゼントをもらった。また、ちびっこ署長の服を順番に着て記念撮影もし、参加した大人たちは笑顔で見つめていた。


写真＝ちびっこ署長率いるサンタクロース隊がパレードをした