水害など緊急時に、人工透析を受ける患者を病院までどのように移送するかを話し合う会合がこのほど、福知山市駅前町の市民交流プラザふくちやまであり、市内の移送団体や患者団体、病院関係者8人が意見交換した。
透析患者は、定期的に人工透析をしなければ命の危険がある。8月豪雨をきっかけに、市内で高齢者らを有償で移送しているNPO法人など5団体で構成する福祉・過疎地有償運送事業所ネットワーク会議と福知山腎友会が、透析施設がある市民病院と京都ルネス病院に呼びかけて話し合いの場を持った。
会合では患者自体の安否確認方法のほか、「予測できる災害なら病院に前もって宿泊させてもらえないか」とか、「移送団体の車両が被災した場合は別団体から車両の貸し出しができないか」「行政とも話し合いの場を」など、様々な意見が出された。
今後も引き続き、移送確保に向けた仕組みづくりを考えるため、会議を重ねる。
写真=移送団体らが話し合った
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