日本海側の府北部地域を、観光面で京都市内に匹敵する国際競争力を持てる場所にしようと、府が「海の京都構想」を進めている。圏内の7市町では、それぞれが観光ツアーの策定などにあたっており、福知山でも実践会議がモニターツアーを実施するなど、魅力あるプランの作成に向けて取り組んでいる。
ツアーは、各市町の観光協会や海の京都観光推進協議会などから21人をモニターに迎え、17日に実際に観光地を巡り、参加者から改善点などの意見を聴いた。
一行は、福知山城や建物が府文化財になっている菓子店(内記一丁目)、福知山鉄道館ポッポランド(下新町)、治水記念館(下柳町)、御霊神社などを訪問。福知山観光ガイドの会の2人が、各観光施設などについて詳しく解説した。
新町商店街にあるポッポランドでは、「この建物は、昭和8年(1933)に百貨店として建てられ、15年ほど前に福知山周辺の鉄道の歴史を紹介する施設として、新たに生まれ変わったんですよ」などと説明した。
このあと、広小路通りにある2号館に移動し、モニターたちは展示されている蒸気機関車C58の迫力に驚き、じっくりと細部まで眺めていた。
ツアー終了後は、駅前町の市民交流プラザで意見交換会。実践会議は、これらを参考にしながら、今年度中にプランの完成を目指すことにしている。
写真=ポッポランド2号館で機関車の説明に耳を傾ける参加者
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