福知山市は17日、「公立大学検討事業」の補正予算案を、開会中の12月市議会本会議に追加提案すると発表した。経営危機にある成美大学について、仮に公立化した場合の具体像を検討する会議を設置・運営するためなどの予算で、補正額は845万1千円となっている。
4年制大学のあり方に関する有識者会議(井口和起委員長)が、11日に市に提出した報告書で「大学の将来構想を明確にすべき」との意見があり、これを具現化するもの。
予算案は19日に上程し、同日審査。22日に可決されれば、年明け早々から市職員らによるプロジェクトチームを立ち上げるとともに、大学設置に詳しい専門家ら5、6人程度で組織する「(仮称)公立大学検討会議」を設置する。
まずプロジェクトチームが、仮に公立化した場合のビジョンや学部、学科、教授の選任、近隣市町との連携などについての素案を作成。このあと、1月下旬から2月にかけて3回程度開く検討会議で、素案の検証や助言を行い、具体的なビジョンを作り上げるという。
市は、今年度内に公立化の可否などについて、結論を出すことにしている。
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