福知山市大江町の「大江で地酒を造る会」は3、4両日、近く販売を始める原酒純米吟醸生酒「大鬼」の酒瓶に貼るラベル作りをした。2日間で、4合(720ミリリットル)瓶と1升(1・8リットル)瓶用それぞれ1200枚ずつ仕上げた。
造る会は1996年から、町内の田で酒米を作り、この米を使って宮津市のハクレイ酒造で醸造、販売している。今年は2ヘクタールで作付けし、福知山を襲った8月豪雨での被害もなかったという。
ラベル作りは、和紙調の紙に「大鬼」の文字を浮き彫りにした木版で一枚ずつ刷っていく作業。夜に二箇下の大槻博路会長宅に会員が集まり、版木にインクを塗り、紙を押し当てて刷っていった。
4合瓶用は縦11センチ、横12センチ。1升瓶用はそれぞれ3センチ大きい。2日間かかって刷り、最後に来年の干支の「乙未」の落款を押して仕上げた。
税抜き価格は4合瓶が1700円、1升瓶が3400円。大江町内で13日から販売し、年明けからは町外のハクレイ酒造の酒を扱う店でも販売する。
写真=一枚ずつ丁寧にラベルを作った
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