WEB両丹

きょうあったいい話、夕飯までに届けます。京都府福知山市の情報を満載した新聞社サイト

タブメニュー

両丹日日新聞2014年12月 1日のニュース

鉱山跡地に花と緑を 大江山でヒュウガミズキ植樹

1201hyugamizuki.jpg 鉱山跡地に花と緑を−。市民らが自宅などで育てたマンサク科の落葉低木ヒュウガミズキの植樹が、福知山市大江町仏性寺の旧河守鉱山跡地で11月29日に行われた。一般の人や小中学生ら約70人が参加し、しっかりと自生するよう植えた。

 河守鉱山は銅鉱石を中心に採掘されたが、1973年に閉山。跡地の一部は廃石の捨て場となっていて、植物が自生しにくい。このため行政、森林関係者らでつくる福知山千年の森づくり懇話会は12年度から6カ年計画で、過酷な状況の場所でも育つヒュウガミズキを植樹する緑化を進め、市民らで結成する育苗隊が苗木の育成に取り組んでいる。

 計画では2300本を植樹する予定で、今回は77人が大江山で自生する木から採取して挿し木で育てた約580本を準備。苗木は1、2年間、自宅や職場で育てられ、50センチから1メートルになっており、育苗隊員らが廃石捨て場の斜面などにスコップで土をかけて植えた。

 植樹にはガールスカウト京都府第34団の団員も参加。メンバーで大正小学校4年生の滝本彩華さん(10)は「水やりが大変だったけど、育てるのは楽しかった。大きく育ったら花を見にきたい」と話していた。

 自宅で約60本を育てた育苗隊員の四方均さん(75)=聖佳町=は「プランターで育てましたが、枯れることがほとんどなかった。大江山で元気に育ってほしい」と願っている。


写真=苗木にしっかりと土をかける子どもたち

    

[PR]



株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232

著作権

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。

購読申込 会社案内 携帯版 お問い合わせ