福知山市三和町菟原下の民家で、根元から1・3メートルの部分にかけて幹の厚さが4センチほどしかないモミジが紅葉し、近所で話題になっている。
民家の所有者によると、樹齢は推定100年以上という。定期的にせんていしているが、20年ほど前から少しずつ腐り、幹が平らになってきた。
近所に住む細川一夫さん(70)は「ほとんど皮だけになってもこんなきれいな紅葉を見せてくれ、木の根性を感じる」と驚き、「人間もこれくらい強くないとねえ」と話していた。
市植物園によると、「残った幹に水や養分を吸い上げて通す管があり、それらを吸い上げる力があったから生きているのでは」と説明している。
写真(上)=見ごろを迎えた紅葉を見る近所の人たち
写真(下)=平らになっている幹
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