福知山市昭和新町の障害福祉サービス事業所・ちくもう（芦田ふゆ子施設長）で29日から、「秋のバザーと作品展」が始まった。今夏の8月豪雨災害で浸水した1階部分は、復旧工事ですっかりきれいに戻り、通所者たちが仕上げた多彩な製品が並んでいる。30日まで。

　水害では中心会場となる1階部分に泥が流れ込むなどしたが、復旧工事が進み、恒例のバザーを開催できるまでになった。初めての被災から立ち直り、今回のバザーを「再出発」と位置づけている。

　多彩な製品を販売しているが、好評なのがクリスマスツリー、門松、来年の干支・羊の手工芸品。浸水で陶器作り用の電気窯は使えないが、在庫分を陳列している。マフラーやポシェット、手すきのハガキ、クッキーなども人気を集めている。

　初めて参加した家族会による手作り品や野菜、花苗、葉ボタン販売コーナー、国際ソロプチミスト福知山、ちくもう茶道クラブによる茶席もにぎわっている。華道、手芸など各クラブによる作品も展示している。
　時間は午前10時から午後5時まで。


写真＝利用者が手作りした多彩な製品が並ぶ会場（29日午前10時すぎ）