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両丹日日新聞2014年11月26日のニュース

土砂災害の頼光寺 別れの法要営み本堂解体

1126raikou.jpg 8月豪雨による土砂崩れで全壊した福知山市川北、頼光寺(立身一徳住職)の本堂が、解体されることに決まった。12月から始まる解体工事を前に、檀家ら約100人が22日に集まり、本堂との別れの法要を営んだ。

 約180年前の江戸時代に建てられた本堂は、豪雨で裏山が崩れ、大量の土砂が流れ込んだ。本尊を運び出すことはできたが、本堂は傾き、一部の瓦は浮き上がり、本堂奥にあった位牌堂も全壊。修復はできず、解体して再建することになった。

 立身住職(54)は「励ましの言葉を頂戴し、ありがたいと思っている。生まれ育ったところなので、なくなるのは辛く、こみ上げるものがあるが、新たな出発点として懇ろに供養したい」とあいさつ。立身住職が読経するなか、檀家らが次々と焼香し、手を合わせながら法要や行事などで慣れ親しんだ建物に感謝した。

 護持会の松山義信会長(77)は「地理的に川北の中心にある。災害で全壊し、本当に悲しく残念だが、立派な本堂が建つことを祈念したい」と檀家に向けて話した。

 再建の時期などは今後決めていく。


写真=解体される本堂に手を合わせる檀家ら

    

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