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両丹日日新聞2014年11月16日のニュース

大正から昭和前半の福知山音頭 レコードをCD化

1114cd.jpg 「貴重な資料を次の時代へ伝えたい」。福知山踊振興会は、大正時代から昭和30年代までの福知山音頭のレコード盤の音源をCDとして残す取り組みを進めている。年内から1月中をめどに完成させる予定。

 京都府の地域力再生プロジェクト支援事業の指定を受けて、CD約500枚を作る。レコードは全部で31枚(39曲)。福知山音頭のレコードをインターネットオークションで収集していた故・福井勤さん=猪崎=のものが中心で、福井さんの家族から振興会へ寄贈された。このほか、振興会で受け継がれてきたものと、振興会の田村卓巳会長が集めたものもある。

 録音作業は福知山市駅前町の市民交流プラザふくちやまで、田村会長や専門家たちが集まり、このほど行った。分かる範囲で年代順に収録し、音頭の変遷が伝わるようにする。さまざまなアレンジがされており、中にはジャズ風のものもある。

 福井さんとの交流が始まった10年ほど前から、「将来、CDに残せたら」という思いがあった田村会長。「福井さんのおかげでできたことです。これだけレコードの種類があるということは、福知山音頭は全国的にニーズがあったのでしょう。一つの民謡の変遷とともに、当時の背景なども見えてくるので、面白いと思います」と話す。

 完成後は、CDの「聞く会」を設ける予定にしている。


写真=田村会長らが集まり録音作業が進められた

    

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