福知山市は、市に寄せられている8月豪雨災害の義援金の一次配分を、12月上旬から始める。対象は、床下浸水以上の被害があった家屋に居住していた人。棟(アパートは号室)単位で、全壊20万円、半壊10万円、床上浸水2万円、床下浸水(無被害は除く)5千円を順次、口座振込で届ける。
■口座振込などの手続き必要な人も■
これまでに市災害見舞金の申請をしていない人は、振込口座の指定手続きなどがいる。特に床下浸水は、見舞金の支給対象外で、ほかに市の支援策も無かったため、各種手続きに必要な罹災証明書を受けていない人が多い。しかし、義援金については、被害があれば床下浸水でも5千円が配布されるため、市社会福祉課では「まずは税務課で罹災証明書を受け取り、社会福祉課で手続きをしてほしい」と話している。
一次配分は、2300件ほどを対象に、総額約6700万円を支給する予定。二次配分については、来年2月ごろになる見込み。
手続きなどの問い合わせは、電話(24)7072の社会福祉課へ。
■13日までに総額1億4千万円超■
市への義援金は、13日現在で1億4044万5531円を受け付けており、昨年の台風18号水害に対する義援金の総額7887万5937円と比べて、2倍近くになっている。
市民や市内の企業、団体、自治会、学校のほか、姉妹都市の長崎県島原市、災害時相互応援協定を結ぶ兵庫県朝来市、宮城県石巻市など市外からも、多数の善意が寄せられている。
またセブン&アイ・ホールディングス、不動産業のムゲンエステート(本社・東京都)、市出身で同社の藤田進会長から各1千万円など、高額な寄付もあった。
義援金の受け付けは、12月30日まで。
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