福知山市との姉妹都市提携30周年記念として、長崎県島原市から友好親善訪問団(団長・古川隆三郎市長、市民ら約100人)が8、9両日に来福し、市民同士の絆を深めた。8日の歓迎式には、福知山市民ら約400人が駆けつけ、バスで到着した訪問団を、島原市の市章が入った小旗を振りながら笑顔で出迎え、温かいムードに包まれた。
両市の姉妹都市提携は、昨年3月に30周年を迎えた。親善団は今後のさらなる連携と親睦を深めることが狙い。昨年催す予定だったが、福知山花火大会での屋台爆発炎上事故や台風18号水害の影響で、一年遅れの開催となった。
初日の8日には、市役所玄関付近で歓迎式があり、花束贈呈のあと福知山市の松山正治市長があいさつ。「遠くから多くの人に来ていただき、ありがとうございます。また8月豪雨災害では、島原市民のみなさまにも支援を受け、本当に感謝しております。今後も絆を深め、互いに発展していきましょう」と伝えた。
島原市の古川市長による訪問あいさつ、くす玉開披に続いて、府立工業高校のマンボウ・ジャズ・バンドと福知山高校書道部によるコラボパフォーマンスがあった。
ジャズ風にアレンジした福知山音頭の演奏に合わせて、書道部員たちが大きな紙に「ようこそ福知山へ」などとしたため、完成した書が披露されると、島原市民たちから大きな拍手が送られていた。
このあと訪問団は、ホテルロイヤルヒル福知山&スパに移動し、市民同士の親善交流会に出席。食事をとりつつ、福知山踊りや島原音頭といった両市の郷土芸能を披露し合ったりして、楽しい時間を過ごしていた。
また9日には、福知山城を訪問。観光ボランティアによる案内を受けながら城内を巡ったあと、近くの丹波生活衣館で、市連合婦人会と淡交会からお茶のおもてなしを受けた。
写真=福知山市民の熱烈な歓迎を受ける訪問団(8日)
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