福知山地域の特産品をめざすヤマノイモの集荷が、間もなく始まる。JA京都京野菜部会やまのいも部会(田中誠部会長)は5日、収穫を控えた福知山市三岳地区のほ場で、部会員ら約20人が試し掘りをして、今年の出来具合を確かめた。
市内では三岳地区を中心に24軒が120アールで栽培している。収量は昨年約1・9トンで、今年は昨年を上回る約3トンを見込んでいる。
試し掘りは、栽培歴6年ほどの生産農家、森下文由さん(70)が所有する約10アールのほ場であった。部会員が手でソフトボールほどのヤマノイモをいくつか掘り出した。秀品とされる、凹凸がなく丸いものもあり、森下さんは「今年はまあまあかな」と期待していた。
このあと、三岳会館で出荷会議を開いた。JAの担当者が、つるが枯れるまでは収穫しない▽表面は傷がつきやすいため丁寧に取り扱う▽収穫後は余分な土を落とし、ひげ根を除去する−といった注意事項を説明し、より良いものを出荷できるように生産農家に呼びかけた。
集荷作業は12日から始める。
写真=部会員が掘り上げたヤマノイモ
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