米国でこのほど開かれた世界ジュニア柔道選手権大会男子55キロ級で優勝した福知山市東羽合、京都共栄学園高校柔道部3年生の梅北亘選手(18)=大阪府守口市立第一中学校=の優勝報告会が4日、同校であった。梅北選手は世界一になった喜びを語るとともに、次の目標として「東京オリンピックを目指し頑張りたい」と述べた。
梅北選手は世界選手権5試合中3試合で一本勝ちした。手足の長い外国人選手を相手に、多彩な技を出し、すきを見せず落ち着いた試合運びで世界一の座を射止めた。
渡米までに近畿大会、全日本大会と試合が続いたため、「世界大会でも緊張感がとぎれることなく戦えたことが良かった」と振り返り、「世界一になれたのは自分一人の力ではなく、世話になった人や応援してくださった人たちのおかげです」と語った。
■母の遺影にメダル見せる■
2年前に36歳で母親が亡くなっており、帰国後は実家の仏壇に金メダルを置いて優勝を報告。「世界一になれたことで少しは親孝行ができたのでは」と話した。
学校での報告会では全校生徒の前に、金メダルを首にかけて登場し、大きな拍手を受けた。松山正治市長や冨士原正人・市体育協会長、芦田武志郎・市柔道連盟会長が祝辞を述べ、東京オリンピックの出場に期待を込めた。
写真=報告会では柔道着姿で金メダルを披露した
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