福知山市内の自転車盗が急増しており、福知山署では自転車盗に特化した緊急対策を実施している。大半が中高生の被害で、無施錠だった場合が多いため、同署では「少し止めておく間でも施錠を」と注意を呼びかけている。
同署の自転車盗の認知件数は、9月末の段階で昨年の43件に比べ、101件と2倍以上になっている。昨年は年間で69件だった。
被害者は全体の47%が高校生、18%が中学生で、中高生が多くを占めている。このうち90%近くが無施錠だった。
盗難は、コンビニ、駅やアミューズメント施設、スーパーマーケットの駐輪場などで発生しており、少し置いていた間に盗まれた人もいる。
この事態を受け同署は、市内の中学・高校の教諭らの協力のもと、鍵かけ徹底の呼びかけ▽自転車盗が犯罪だと強調するポスターや注意を促す横断幕の張り出し▽駐輪場での警戒活動−などを行っている。高校生らの利用が多い福知山駅東駐輪場付近で、自転車盗と事故の防止啓発もした。200人以上の生徒たちに「盗難が多いから気を付けて」「ツーロックにして」と話しかけながら、ワイヤー錠やチラシなどを手渡した。
同署は「『自分は大丈夫』と思っていてはいけません。危機感を持って、しっかりと施錠し、盗難を防ぐようにしてほしい」と注意を呼びかけている。
写真=高校生たちにツーロックを呼びかけた(福知山駅東駐輪場付近で)
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