国道9号の福知山市東堀−岡(自衛隊下交差点)間の高架4車線化工事が完了し、9日午後3時に開通する。通勤時や休日に渋滞する東堀交差点周辺が立体交差化されることで、交通混雑の緩和が期待される。9日午前10時から、東堀の高架橋上で開通式典を行う。
国土交通省が、長田野から新庄の国道429号交差点先までの5・8キロ区間を福知山道路として1978年に事業化し、4車線化に取り組んでいる。今回の1・3キロ区間の開通で計4・1キロが完了する。
国土交通省福知山河川国道事務所の調査では、国道9号と国道175号との東堀交差点を起因とする交通渋滞が、平日の朝の通勤時で1・65キロ、休日の夕方で1・5キロ発生している。これからは、国道9号を直進する車は信号機のない片側2車線を通ることになり、東堀交差点に向かう車と分散され、交通混雑が緩和される。
市街地から福知山IC(インターチェンジ)までの時間が短縮され、物流の効率化も図られる。JR福知山駅から福知山ICまで平日朝の所要時間は約12分から約8分に、逆の福知山ICから福知山駅までが約11分から約9分にそれぞれ短縮される。
このほか、市内観光地へのアクセス向上による地域活性化にも期待が寄せられる。
同河川国道事務所は「事業着手から長くかかったが、ようやく東堀−岡間を開通できる。残る北羽合−新庄間も交通状況を見ながら整備を進めていきたい」と話している。
写真=高架4車線で開通する国道9号東堀−岡間。東堀交差点(右下)に起因する交通混雑の緩和が期待される
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