宮城県石巻市の亀山紘市長らが29日、福知山市を訪れ、8月豪雨に対する見舞金30万円の目録を松山正治市長に手渡した。石巻市は、11年の東日本大震災で甚大な被害を受けており、亀山市長は「自然災害の恐ろしさを知っているもの同士、これからも互いに連携し、災害に強いまちづくりに取り組んでいきましょう」と伝えた。

　福知山市では、震災復興支援のため、13年4月から石巻市に職員2人を派遣している。8月豪雨災害の発生直後には、石巻市から市職員4人が3日間にわたって来福し、被災者相談窓口業務に当たるなど、互いに助け合っている。

　今回は、8月豪雨災害の見舞いと職員の派遣に対するお礼を兼ねて、亀山市長ら3人が福知山市役所を訪問。松山市長から豪雨による被災状況の説明を受けたり、震災からの復興状況を伝えたりした。

　松山市長は「石巻市も復興の真っただ中にもかかわらず、本当にありがとうございます。見舞金は有意義に使わせていただきます」と、感謝の気持ちを述べた。


写真＝被災状況の説明を受ける石巻市の亀山市長（右）

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