丹波漆に魅せられ、植樹活動に携わっている作家たちによる作品展「丹波のうるし−ぐんぐんそだつ」が、31日から福知山市京町、ぎゃらりー京町で始まった。11月3日まで。引き続き同月7日から16日までは夜久野高原・道の駅農匠の郷内、市やくの木と漆の館で開かれる。時間は各日とも午前10時から午後5時まで。無料。
人工塗料や輸入漆では得られない光沢と深みを生み出す丹波漆。年間にわずかな量しか採取できないことから、NPO法人丹波漆が漆の木を増やす取り組みを進めており、植樹活動に多くの人が加わっている。作品展は、その中から京都漆器青年会、京都府仏具協同組合青年会と個人作家16人が作品を出展した。個人作家には、丹波漆を求めて夜久野に移住してきた作家も7人含まれる。
いずれも、「使うこと」を考えて制作された工芸美術品で、茶器や盆、照明器具など様々な作品がそろう。技法も、伝統的なものから新しい試みをしたものまであり、ガラスや陶器に蒔絵を施したものなどが目を引いている。
期間中は会場で「漆のなんでも相談会」を行う。漆器の修理や保存方法、漆塗りを始めてみたいといった相談を、作家や木と漆の館の職員らが受ける。
写真=陶器やガラスに蒔絵を施したものなど様々な作品が並ぶ(31日午前、ぎゃらりー京町で)
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