京都府生活研究グループ連絡協議会の北部地域研修会が27日、福知山市夜久野町額田の夜久野ふれあいプラザで開かれ、福知山、綾部、舞鶴各市の会員60人余りが、彩り豊かで楽しい絵巻きずしづくりにチャレンジした。
同協議会は農業者、生活者の視点から、郷土食の伝承活動、農産加工の起業活動などに取り組んでいる。北部地域の研修会は毎年、3市が持ち回りで当番を務めて開いている。今回は「ごちそうさんお母さんの味」をテーマに絵巻きずしづくりの技術を学んだ。
参加者は6班に分かれ、会員で石場の足立悦子さんらに教わりながら、「四海巻き」「バラの花絵入り巻きずし」の2種類を作った。
「四海巻き」は祝い事に喜ばれる伝統の細工ずし。1枚半につないだ海苔の上に普通のすし飯と桜でんぶを混ぜたすし飯を半分ずつ広げてしっかりと巻き、縦に4つ切りにする。それを切れ目を外側にし、卵焼きを芯にして再び海苔で四角に巻くと出来上がる。
料理に手慣れた会員ばかりだが、「普段作る巻きずしと違い、とても手間がかかり難しい。でも、包丁を入れると現れる鮮やかな模様には感動しました」と話していた。
■中島さんが作ったジビエ料理も試食■
昼食で、絵巻きずしと一緒に、シカやイノシシの食肉販売をする門垣の中島健太郎さんによるジビエ料理を試食。絵巻きずしは「見た目も楽しく食欲をそそる」、ジビエ料理は「臭みがなくておいしい」と好評だった。
足立さんは「地域で、絵巻きずしづくりを通して交流を広げてほしい。米の消費拡大にもつながります」と話していた。
写真=3市の会員が交じり、絵巻きずしづくりをした
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