種子島宇宙センターから7日に打ち上げられた「H2Aロケット25号機」と、ロケットに積んだ静止気象衛星「ひまわり8号」に、福知山市の長田野工業団地に立地するジーエス・ユアサ・テクノロジー(関口昌秀社長)が製造した高性能リチウムイオン電池が搭載されている。
ロケットは、三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)が製作。同社の電池「LMG050」は、ロケットの制御系機器などに電力を供給し、ひまわりでは衛星が地球の陰に入って太陽光を受けられない時に電力を供給する。
大きさは130ミリ×50ミリ×131ミリで1510グラム。公称電圧は3.7ボルトで、容量50アンペア時。
同社は1998年から三菱電機と共同で、人工衛星用リチウムイオン電池を開発。05年に打ち上げられた通信衛星を皮切りに、多くの衛星や宇宙ステーション補給機こうのとり2号機などで採用されている。
写真=宇宙で活躍するGSユアサグループの高性能リチウムイオン電池
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