福知山市大江町河守中央、美河小学校(森川智美校長、128人)で21日、砂防教室が開かれ、5年生18人が土砂災害の恐ろしさや砂防ダムの役割、早めの避難の大切さを学んだ。
理科の授業で取り入れ、府砂防ボランティア協会の役員3人が講師を務めた。協会幹事の稗田章次さん(66)が大雨などによって起きる地滑り、がけ崩れ、土石流について説明。市内で起きた土砂崩れの写真などを見せながら、24時間で80ミリを超える雨が降ると、災害が起きる可能性があると指摘し、「安全に避難できる場所と道順を覚えておきましょう」と呼びかけた。
このあと稗田さん手作りの木製模型に、土砂と水を流して土石流の様子を再現する実験もあり、砂防ダム代わりの木板が土砂をとめる様子などを見せた。
5年生の吉井蒼空さん(11)は「土砂災害がどのように起きるのかよく分かった。災害が起きたら安全な所を探して早く逃げたい」と話していた。
写真=模型を使って土石流の様子を再現する実験もあった
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