徳川家康と先祖を同じくする深溝(ふこうず)松平家に関係のある4市町の首長が集い、歴史を生かしたまちづくりや今後の交流を考える「松平家歴史ゆかりのサミットin島原」がこのほど、長崎県島原市内で開かれた。福知山市の松山正治市長も出席。福知山藩主となり、混乱する藩を立て直した松平忠房について話した。
島原城天守閣復元50周年の記念事業として、島原市が3市町に呼びかけ、初めて開催。松山市長と松平7万石の城下町として知られる島原市の古川隆三郎市長のほか、島原藩の領地(飛び地)だった大分県豊後高田市、深溝松平家発祥の地の愛知県幸田町からも各首長が参加した。
タレントの麻木久仁子さん、歴史家で作家の加来耕三さんをコーディネーターに、各首長が松平家とのつながり、また歴史を生かした地域活性化策などについて意見交換した。
松山市長は、8月豪雨の復興支援に力を貸してもらった島原市民らに感謝の気持ちを伝えたあと、「政情不安定な江戸初期に、忠房公が福知山藩に封じられ、早々に検地を行って、ずさんな税制度を改めるなど、町の基礎をつくった」と、忠房の功績を紹介した。
最後に、来場した約1200人の島原市民らと一緒に、4首長が「各地域の魅力を生かしたまちづくりを継続する大切さを確認しました。これからの交流を通して、新たな歴史や文化を創造し、地域の活性化に貢献する」とのサミット宣言をして、締めくくった。
写真=手をつなぐ松平家ゆかりの4市町の首長ら(島原市提供)
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