福知山市内での特殊詐欺被害額が16日までで昨年の年間の2倍に迫る6千万円弱に上り、福知山署が注意を呼びかけている。
特殊詐欺は、オレオレ詐欺や架空請求などの振り込め詐欺、絶対もうかるなど甘い言葉の投資話などの金融商品を装った詐欺などがある。
■高齢女性660万円だまし取られる■
福知山署は16日、市内在住の80歳代の女性が660万円をだまし取られる特殊詐欺が発生したと発表した。
同署によると、10月に入って見知らぬ会社名を名乗る男から女性に「1500万円の振り込み、ありがとうございます」との電話があった。その後にトラブルが発生したと不安をあおり「解消には金融庁との話が必要。手続きが終わり次第返金する」などと現金を求められ、女性は8、10両日に計660万円を東京都内の住所へ宅配便で送った。現金送付の際には「食品」と書くように指示されていたという。
同一住所に現金を送った市外の別件事案で詐欺が発覚し、女性の被害もわかった。
福知山署は「一人で抱え込んでしまうと、だまされていると気付けないことがある。少しでもおかしいことや不安があれば、迷わず警察に相談してほしい」としている。
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