福知山市夜久野町井田の賀茂神社(大林八十彦宮司)でこのほど、拝殿と神殿のしめ縄が新調された。いずれもイグサの代わりに和紙で作る和紙畳用のこよりを使用していて、「わらのものより丈夫で見栄えも良い」と、氏子たちは満足している。
しめ縄は毎年、井田の祭りの時期に合わせて取り替えている。例年は、わらで編んだものを使用していたが、昨年は試験的に小宮のしめ縄を、和紙畳のこよりを編んだものに変更した。
頑丈で雨にも強く、1年経っても変色せず、きれいな状態だったことから、今年は拝殿と神殿のしめ縄も、小宮と同じものを使うことに。地元の高尾正夫さんが編んで仕上げた。こよりは、朝来市の畳店で譲ってもらった。
しめ縄は、拝殿が長さ約4メートル、神殿のものが約3メートルあり、萌黄色で見た目も良く、存在感がある。氏子総代代理の近藤晴幸さん(66)は「立派なものが出来た。風格が出て、落ち着きのある神社になった」と喜んでいた。
写真=和紙畳のこよりを使ったしめ縄が取り付けられた
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