鉄道ダイヤは大きく乱れた。ＪＲ西日本、北近畿タンゴ鉄道（ＫＴＲ）とも、台風接近に伴い、計画的に運行を取りやめるなど、危機管理対策に万全を期した。

　ＪＲ西日本福知山支社によると、支社管内の福知山線、舞鶴線、山陰線、播但線の4線では、台風接近に伴い、13日午後から順次運行本数を減らし、その後、全列車の運行を取りやめた。

　福知山線と山陰線が通る福知山駅では、京都、大阪向けの列車が午後2時前後に発車したあと順に運行を取りやめた。園部からの列車が同6時30分前に着いて、この日最後の乗客が改札を出た。

　4線合わせての特急、普通の運転取りやめ（部分運休含む）は、198本、遅れが出たのは3本で、行楽客など計約1万6千人の足に影響が出た。

　14日は4線とも始発から運行を再開したが、山陰線の立木−綾部駅間など、播但線の長谷−新井駅間などで徐行運転をし、列車の運転取りやめも出ている。

■学校は休校や始業遅延など■

　市立小学校は、午前9時30分現在で、惇明、昭和など13校が休校。午前9時19分の大雨警報解除を受けて10校が自宅待機から始業遅延に切り替えた。下六人部は警報に関係なく振替休日。

　中学校は桃映が休校。自宅待機の残り8校は警報解除を受けて始業遅延でそれぞれ対応する。京都共栄学園は休校。

　高校は、府立工業、福知山成美、京都共栄学園、福知山淑徳が休校。福知山は通常通りで、大江は午後始業とした。

　中丹支援学校も休校となった。