京都縦貫自動車道丹波IC(インターチェンジ)−京丹波わちIC間のトンネル掘削工事が、地質の弱い部分にあたって難航している。国土交通省福知山河川国道事務所によると、予定している今年度内の全線開通が遅れる可能性も出ている。
現場、延長2906メートルの瑞穂トンネル。両インター側から掘削しているが、4月に京丹波わちIC側から529メートル地点で大量の水を含んだ弱い地質にあたった。毎分2トン近い出水が続き、水抜き作業と崩落対策をしながら掘削を続けている。9月中旬で約750メートル区間が残り、スケジュールは厳しくなっている。
福知山事務所は「水抜きなどで地質の状況が改善すれば年度内に開通したいが、更に弱い地質にぶつかれば開通時期がずれる可能性もある」としている。
写真=大量の出水を処理する瑞穂トンネルの工事現場(福知山河川国道事務所提供)
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