「海の京都博(仮称)」が来年の夏を中心に開かれることになった。第1回実行委員会が9日、福知山市篠尾新町のサンプラザ万助であり、委員会設立の趣旨説明のほか、役員の選任、規約、事業概要の審議などをして委員会を発足させた。
京都府は、府北部地域を全国有数の競争力をもつ観光圏にすることを目指して海の京都事業に取り組んでいる。来年は京都縦貫自動車道の全線開通や北近畿タンゴ鉄道(KTR)の上下分離による利便性向上が予定されるなど特別な年になるとして、さらに誘客を図るため京都博を計画するとしている。
委員会は山田啓二府知事、北部7市町の市長・町長、観光協会、商工会議所・商工会、金融機関、交通関係企業などの代表30人で構成する。
初めに府知事の代理として出席した岡西康博副知事があいさつし、今年7月に観光圏整備法に基づいて2泊3日以上の滞在型観光が楽しめる「観光圏」として、全国10カ所のうちの一つに海の京都観光圏が認定されたことを紹介。「委員会のメンバーが一致団結して、一つの圏域としてPRし、一つのことを実現していく会にしたい」と話し、連携と協力を呼びかけた。
事業概要としては、5月末にオープニングイベントをし、8月にかけて観光・交通、農林水産、伝統産業、商工、若者・高校生によるイベントを開催していく計画。8月末にクロージングイベントをし、その後自立・継続的な観光地域づくりなどに発展させていきたいとしている。
今後イベントの企画案を公募。オープニングイベントの準備を進め、来年1月に2回目の実行委員会を開き内容を確定し、4月下旬の3回委員会で最終決定する予定。今年度は府が1千万円を負担して委員会を運営。来年は事務局経費として8千万円を見込み、府、市町、民間の分担を想定している。
写真=委員会の冒頭であいさつする岡西副知事
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