福知山市勅使、天津小学校6年、中井智也君=牧=の理科作品「17年間の夏休み中の1日の天気と最高・最低気温観測」が、「下村脩グランプリ2014」(市教育委員会、市学校教育振興会主催)のグランプリに輝いた。兄、姉が調べていたものを引き継ぎ、計17年間の天候を分析した。7日まで、中井君の作品を含む34点が猪崎、三段池公園の市児童科学館入り口通路で展示されている。
■下村脩グランプリ受賞■
中井君の兄と姉が小学生時代に合計11年間調査。自身も1年から6年までの夏休み中、自宅玄関に置いた温度計を決まった時間に確認し、天候についても記録し続けた。
17年間の天気について、「夏休み中は1日中晴れの日が多い」「1日中雨という日は少ない」「2003年、2009年は晴れの日が少なく、だいたい5、6年ごとに晴れの日が少ない年がある」と分析。「2010年から最高・最低気温が高い日が増えている」ことなども記している。
中井君は「うれしい。兄、姉、家族のおかげです」と話していた。
グランプリは福知山出身のノーベル賞学者、下村脩さんに続けと市が2009年に創設。今年は市立小中学全校と京都共栄学園中学校から、過去最多の2474点の理科にちなんだ研究作品が寄せられた。
準グランプリは修斉小5年、塩見宙君の「ダンゴムシの研究」と夜久野中学校3年、中川桂君の「地下地質調査を兼ねた井戸作り」、優秀賞には31点がそれぞれ選ばれた。
作品の見学は無料。時間は午前9時−午後5時。最終日は午前中まで。
写真=17年間の夏休みの天候を分析したグランプリ作品。枠内は受賞した中井君
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