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両丹日日新聞2014年10月 3日のニュース

城イメージした新館完成 福知山サンホテル

サンホテル新館  福知山市内でホテル運営などをする「むらいち」(村上裕子社長)は、同市堀の福知山サンホテルの増改築工事を進めている。既存の本館(40室)と新館を合わせた客室数は市内最大規模の118室となる。新館は福知山城をイメージしたデザインで、音響面に配慮した約120人収容できるホールを設けるのが特徴。グランドオープンは26日を予定している。

 福知山サンホテルは1984年6月にオープンした。鉄筋コンクリート造り3階建てで、今まで男性客を中心に利用が多かった。今回は、男女を問わず観光客、ビジネスマン、そして地元住民も足を運べる施設にするため、「丹波のオアシス」をテーマに昨年10月下旬から新館建設と本館改築工事を進めてきた。

 既存の本館東側に鉄筋コンクリート造り7階建て延べ2107平方メートルの新館を建設。客室はシングル55室、ツイン20室など78室を新たに設けた。西側の客室からは福知山城など街並みが望め、東側の客室からは土師川を眺めることができる。ツインルームは30平方メートルとゆったりした広さがある。

■音響抜群のホールも併設■

 ホールは155平方メートル、高さ6・5メートルあり、東京サントリーホール、京都コンサートホールなどを手がけた永田音響設計が設計。音響面にこだわり、コンサートのほか、文化教室、会議、ダンス、映写会、作品展など多目的に利用できる。

 本館、新館を結ぶ幅4メートルの廊下には中庭が見えるティールームを設ける。併設する従来の飲食店「ピノキオ」は和食処とし、和洋折衷の朝食をバイキング形式で500円で提供。夕食は地場産食材を使ったメニューを多数をそろえる。岩盤浴もできるミストサウナ完備の大浴場も備える。

■すでにプレオープン■

 総事業費は備品購入費などを含み約6億円で、新生設計(熊本県)が設計、建設工事はエルディ(福井県)が請け負った。新館の宿泊料はシングル6800円、ツイン1万2千円。すでに8月20日にプレオープンし、新館のみ使っている。

 村上社長は「アットホームな雰囲気で利用される方に接し、丹波の自然や文化を五感で感じてもらえるホテルにしていきたい。宿泊だけでなく、地域コミュニティーを創出し、観光振興のための情報発信をするのも目標。当社が属する村上商事グループの社員の福利厚生面にも役立てたい」と話している。


写真=白壁や石垣をデザインに取り入れ福知山城をイメージした新館

    

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