8月豪雨災害に見舞われた福知山市を支援しようと、全国の自治体から多くの職員が派遣され、(さまざまな業務に汗を流してきた。支えを受けるなかで災害から1カ月半が経過し、市の職員のみで対応できる段階になってきたため、9月30日で全ての派遣が終了した。市のまとめによると、8月19日から9月30日までの43日間で、62団体2761人の支援を受けたという。
被災直後から、国や府、府内の各市町村のほか、兵庫県4市や新潟県8市、宮城県石巻市、東京都の15区3市、姉妹都市の長崎県島原市などから、続々と職員が来福した。
派遣された職員たちは、廃棄物処理や被災家屋調査、罹災証明書の発行、家屋消毒、健康調査、総合窓口、農林被害調査の各業務にあたった。早期復旧のほか、市職員の負担軽減にもつながったという。
現在も必要に応じて、市職員が一部の業務を実施しており、被災家屋調査は、税務課が継続して行っている。進ちょく率は97%ほどになっていて、1日現在で床上、床下浸水の件数は約4400件に上っている。
■二次避難所には現在も2世帯5人■
自宅の修繕が進まないなどの理由で2日現在、2世帯5人が二次避難所での生活を余儀なくされている。市は、二次避難所の開設から1カ月が経過する15日をめどに、閉鎖することにしている。
■罹災証明書は3039件発行■
このほか、罹災証明書の発行は9月30日現在で3039件。また市の見舞金の手続き状況については、1日現在で約1千件となっており、6日から指定口座への振り込みを開始する予定にしている。
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