福知山市議会(奥藤晃議長)は、任意設置の特別委員会「福知山市における4年制大学のあり方調査研究委員会」を設置した。9月24日の第1回委員会に引き続き、第2回を30日に開催し、今後のスケジュールなどを決めた。
公立化問題で揺れる成美大学について、開学から現在までの教務、財務、運営状況などの理解を深めた上で、存続の可否を含めて検証するため10月中旬に市が立ち上げる有識者会議の内容を、正しく理解して分析することを目的にしている。
委員会は、各会派(無会派含む)から各1人の7人で構成。第1回委員会では、福政会の野田勝康議員を委員長に、維新福知山の高橋正樹議員を副委員長に選任した。
第2回では、市が27億円を支援する公私協力方式で、2000年に開学した成美大(旧京都創成大学)について、大学と市が交わした協定書の内容や27億円の内訳、大学改革の取り組み、経営状況の推移などを、11月初旬までに把握することを決めた。
今後は週に1回ほど委員会を開催し、現状把握のほか、大学への現地調査や成美大が市に提出した経営改善計画の検証もする。有識者会議の設置後は、協議状況の確認、検証などを行っていくことにしている。
■大学は公開セミナーで市民に理解を訴え■
一方、成美大学は28日に「公立化に向けた改革とは」と題した公開セミナーを開催。芦田信之副学長が、地域に大学があることの意義や将来像などについて説明。教授らが大学存続による地域への経済効果について話した。
写真=今後のスケジュールなどを決定した第2回委員会
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