滞在中のオーストラリアのハイスクール生たちが、福知山市内記一丁目の市丹波生活衣館で27日に機織りを体験した。同館の職員から英語で説明を受け、みんな夢中になって裂き織りでオリジナルのコースター作りを楽しんだ。
日本語を学んでいるシドニー郊外にあるピクニック・ポイント・ハイスクールの生徒26人が、26日から福知山成美高校を訪れており、成美高生の家などで3泊4日のホームステイをしている。両校の交流は07年から始まり、今回で4回目になる。
生活衣館には希望者17人と成美高校の生徒たちが訪れ、一緒に取り組んだ。オーストラリアには裂き織りの文化がないため、みんな興味津々で熱心に手を動かしていた。完成するとお互いの作品を見せ合っていた。
ほかに、着付けを体験したり、丹波生活衣振興会の会員たちから端切れを使った小物作りを教わったりする生徒もいた。
着物姿で機織り体験をしたクリスティン・グエンさん(14)は「やってみて感動しました。日本の伝統的な着物も着られてうれしい」と笑顔を見せた。
このあと成美高校で、手巻きずしや焼きそばなどを食べながら交流会をした。29日午前中は、両校の生徒が席を並べ、ともに授業を受けた。
写真=着物姿で機織りに挑戦するオーストラリアの生徒
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