福知山市消防本部(横山泰昭消防長)は25日、上荒河の由良川で水難救助訓練をした。流れが急な川でおぼれている人がいるとの想定。河原で指揮をする隊員と潜水する隊員、船外機の付いたゴムボートを操縦する隊員が連携して、救助する要領を確認した。
市消防本部は小型船舶操縦、潜水士の免許や、救急救命士の資格などを持つ職員31人で水難救助隊(澤田秀巨隊長)を組織している。ゴムボートやアルミ舟計7艘を所有し、8月豪雨では隊員らが浸水孤立した家屋から市民70人近くを救出した。
訓練は、救助技術の習得を目的に毎年続けている。今回は、水深2メートルある川の中央付近でおぼれている人を救助するという想定で、河原の指揮本部からの合図で訓練がスタートした。
ウエットスーツを着込んで水中ポンプを担いだ隊員が泳いで救出に向かって潜水し、ボートに乗った隊員が要救助者を引き揚げて助けた。
川の流れが早いため、川底にロープを張って救助基点とする杭を打つのが難しく、刻一刻と時間が過ぎる中で現場には緊張感が漂っていた。
訓練は2日間に分けて行い、25日は14人が参加した。残る隊員は26日に実施する。
写真=連携を取って救助活動をする隊員たち
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