8月豪雨でグラウンドが被災した福知山市内の3小学校で、児童たちが運動会の練習に励んでいる。現在も復旧しておらず、本番は場所を変更したり、プログラムを縮小したりして実施する予定。
3校は冠水した昭和と、裏山が崩れ土砂や汚泥などが流入した遷喬と佐賀。
このうち昭和は衛生面などの問題から全面使用禁止にし、練習は前庭や体育館でしている。運動会は30日に延期し、猪崎の三段池公園多目的グラウンドで実施する。
葦原宏教頭は「子どもたちには、場所は違うが一生懸命やろうと話しています。グラウンドが使えず不自由ですが、練習では大きな声を出すなど頑張っています。大変なときでも、頑張る力が付けばうれしい」と話している。
遷喬は21日に日新中学校のグラウンドを借りて行う。佐賀は同日、学校グラウンドで行うが、規模を縮小して実施する予定。ともに児童たちは一生懸命練習に取り組んでいる。
年内に復旧の見込み
市教育委員会は、3校で約4千万円の補正予算を組み、土の入れ替えなどをする。今月中にも発注し、それから工事に取り掛かりたいとしていて、順調に進めば、昭和は10月末、遷喬と佐賀は12月末に本復旧する。
また、冠水被害があった成和中グラウンドも約560万円かけて復旧工事をする。完了見通しは10月末。
写真=前庭で一生懸命運動会の練習をする昭和小児童
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