浸水被害に遭った店舗のためにと、福知山市の8月豪雨災害の直後、市衛生協会（桐本明会長）に日本食品衛生協会（鵜飼良平理事長、東京都渋谷区）から、消毒用の器材が送られてきた。復旧が進み、落ち着いてきた12日には日本協会から役員らが訪れ、市協会の人らを励ますとともに、改めて寄贈した品目の目録を手渡した。

　市協会には飲食店など約350軒が加盟しており、その3分の1程度が浸水被害を受けた。日本協会からは、噴霧器3台、消毒液60本、アルコール製剤120本が届き、これまでに85軒程度の消毒を完了している。

　日本協会の高谷幸専務理事らは、慌ただしい時期を少しでも避けようと、時間を置いて福知山を訪れた。約70センチ浸水した問屋町にある市衛生協の事務所では、桐本会長、飯谷光雄副会長、一島信幸副会長が出迎えた。

　桐本会長は「乾燥してから消毒しないといけないので、まだ出来ていないところもあります。営業再開に向けて頑張っています。ご支援いただき助かりました」と感謝していた。


写真＝高谷専務理事（右）から目録を受け取る桐本会長（中央）ら

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