福知山市の松山正治市長は11日、9月補正予算案で計上した4年制大学のあり方検討事業が可決された段階で、すみやかに有識者会議を立ち上げ、成美大学公立化の是非などについて、検討していく方針を示した。
成美大から経営改善計画が提出されたことを受け、市議会9月定例会の一般質問で議員の質問に答えた。
答弁では、公立化を求める市民の会が、要望書の署名3万4285人分を提出したことにも触れ、「北近畿唯一の4年制大学の存在が、いかに重要かを認識し、多くの市民が署名に参加したものだと、重く受け止めている」とした。
また「これ(署名の提出)を抜きにしても、これまでから『教育のまち福知山』と言い続けてきた。市内に小学校から大学まであるのが理想だと思う。ただ成美大学が、厳しい状況にあることは分かっている。存続の是非についても、有識者会議、議会、市民の意見を聴きながら、慎重に討議していきたい」と話した。
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