福知山市夜久野町副谷の田んぼ沿いの電柱に、幸せを運ぶといわれ、国の特別天然記念物に指定されている鳥「コウノトリ」が飛来しているのを、地元住民が見つけた。
地元の農業、安達泰造さん(67)が6日午後1時ごろ、農作業場で仕事をしていた際、高さ約10メートルの2本の電柱それぞれのてっぺんにとまっている鳥2羽を見つけた。よく見かけるサギとは違い、とても大きかったため「コウノトリ」と確信し、近所の自動車整備業、上田忠重さん(73)に写真撮影を依頼した。その後、あまり動かずとまったままだったが、夕方には飛び立ったという。
安達さんと上田さんは「生まれて初めて見ました。白黒の羽根がとても美しくきれいだった。福知山にたくさん幸せを運んできてほしい」と話していた。
コウノトリの保護、繁殖、野生復帰に取り組む豊岡市の兵庫県立コウノトリの郷公園によると、05年9月から放鳥をしており、福知山市では10年11月に半田などで目撃されている。放鳥したコウノトリ以外に、その後野生で生まれたものにも足輪を付けており、足輪の色の組み合わせなどで詳しく分かるという。
写真=副谷の田んぼ沿いの電柱の頂にとまるコウノトリ(上田さん撮影)
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