8日は二十四節気の一つ「白露」。このころから大気が冷え、野の草に露がつき始めるとされる。福知山市の朝の最低気温は20度を切る19・1度(午前3時26分)。丹波萩寺として知られている中の養泉寺(一常宗玄住職)では、秋の七草のひとつであるハギが咲き始めた。
前住職が本堂前にシラハギを植えたのが始まり。その後株分けして数を増やし、現在境内や駐車場周辺に、シラハギのほか、赤色のミヤギノハギ、ニシキハギの計3種、約150株が植わっている。
今年は1週間ほど前から開花。今はシラハギがよく咲いており、3、4分咲き。花は小さいが、蝶に似て、時折吹く風に揺れると、羽を広げて飛んでいるように見える。
一常住職(60)は「ここ数年は猛暑の影響で開花が遅れていましたが、今年は昔のように、白露の時期に合わせて咲き始めました。花芽が多く、見応えがありそうです」と言う。
8月豪雨による災害で同寺境内の法面が崩れ、現在復旧中。一常住職は「被災された方々にも花を見てもらい、心も体も癒やしていただければうれしい」と話している。13、14両日が一番の見ごろになるという。
写真=長い枝のあちこちに小さな花をつけるハギ(8日午前9時前)
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