京都府病害虫防除所は、発生予察注意報を出して水稲(中晩生)の「穂いもち」に注意を呼びかけている。平年に比べ「多い」としている。発生地域は府内全域。
中丹、南丹地域で葉いもち、穂いもちの発生が認められたほか、8月1日から26日までの日照時間が園部で平年の41・1%、舞鶴で42・6%止まりとなるなど、日照不足になっているため。
防除を行う上では、発病しやすい品種や、すでに葉いもちが多発している田、山間部では特に注意し、防除適期に薬剤防除を行うことを求めている。また「出穂後に曇雨天が続く場合には傾穂期前後にも防除を」としている。
なお、中丹の一部で昨年度にストロビルリン系薬剤耐性菌が発生しており、発生した地域では他系統の薬剤を使用するよう指導。ストロビルリン系薬剤を使った農地で防除効果低下が疑われる場合は、他系統薬剤で追加防除を行うとともに、すぐ関係機関へ連絡するよう求めている。
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