JA京都福知山支店管内で5日から新米の出荷が始まった。福知山市報恩寺の旧佐賀加工農協集荷所と佐賀営農組合ライスセンターでは4戸からコシヒカリ596袋(1袋30キロ)が持ち込まれ、検査員が品質を調べた。
福知山支店生産課の検査員が袋から抜き出した米の形や色を見たり、計器で水分を測ったりしてチェック。等級を付けて、袋ごとにハンコを押していった。
気象庁や京都地方気象台によると、8月の福知山の降水量は平年の5・5倍の723・5ミリ、日照時間は72時間で平年の42%だったという。JA関係者は品質を心配していたが、1等米が出るたび生産農家の人たちも表情を和らげていた。
50袋を出荷した印内の田辺定男さん(78)は「今年は昨年より1割減だが、平年並みだと思う。豪雨の被害で柵が壊れて獣害などがあったが、これだけ収穫できて良かった」と話していた。
出荷のピークは中旬から下旬になりそう。
写真=袋に等級別のハンコを押していった(5日午前9時15分ごろ)
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