内閣改造に伴う自民党の臨時総会が3日開かれ、衆院選京都5区連続11回当選の谷垣禎一氏(69)=福知山市菱屋町=が幹事長に就いた。総裁経験者の幹事長就任は異例だが、内閣・党は重厚布陣となった。政権政党の中枢として、谷垣幹事長の手腕に期待が寄せられる。
■総裁経験者としては異例■
谷垣氏は、金融再生委員長、財務大臣、国土交通大臣などを歴任。自民党が野党に転じたあとの2009年9月から3年間、党総裁として政権奪還への土台を築いた。第2次安倍内閣では法務大臣を務めていた。
谷垣氏は、報道陣に対して「打診されたときは正直どうしようかという思いはあった」とした上で「野党時代には、しっかりとした政治で信頼される自民党へと尽くしてきた。今日その礎はできているし、少しでも私が力を尽くせれば」と、幹事長就任への思いを語った。
福知山市駅前町の地元事務所には、幹事長就任が決まった3日午前から祝いの電話が入った。村上影次秘書は「私たちも幹事長ポストには驚きでしたが、受けたからには一生懸命やってくれるはず」と話した。
松山正治市長は「政治家として豊富な経験をお持ちで、わが国が一層素晴らしい国へと発展するとともに、魅力ある地方都市の創生にご尽力いただき、更なるご活躍を」とのコメントを出した。
写真=幹事長に就いた谷垣氏(6月21日の「励ます会」で)
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