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両丹日日新聞2014年9月 2日のニュース

成美大学が経営改善計画を作成 新学部の設置など7施策

 成美大学を運営する成美学園が経営改善計画を策定し、福知山市の松山正治市長にこのほど提出した。今年の6月定例市議会で、松山市長が「大学側から抜本的な改革案を示されることが不可欠」と答弁したことを受け作成。公立化の要望と並行し、新学部の設置などに向けて、準備を進めている。

 報告書によると、学生不足に陥り、赤字経営が続く原因として、大学の競争激化といった外部要因と長期的な教育ポリシーの欠如、強みが十分に確立されていないなどの内部要因があると分析。

 これまでの取り組みとしては、外部から理事を招へいするなど経営体制の一新▽三たん地域の高校へ組織的広報の実施▽田舎力甲子園など知名度向上の施策の実施▽人件費を含む年間1億円以上のコスト削減−などを挙げている。

 今後の計画では、医療健康学部の設置▽経営情報学部の名称変更、公共経営学科と環境経営学科の新設▽短期大学部の4年制大学化▽大学院の設置▽教員課程の設置など、7施策を5年以内に実施するとした。
 また改善計画通りに進んだ場合の学生人数と収支の増減について、現状と公立化の2つのケースに分けてシミュレーションもしている。

 公立化したケースでは、単年度の収支が3年後から黒字に転換するのに対し、現状のケースでは徐々に改善はするものの、5年後も赤字のままとしている。

 結論として、「法人形態の変更を併せて実施することで、経営改善がよりスピーディーかつ確実に行える」とまとめている。 

 また累積赤字について、成美学園は「経費の削減を継続しながら、遊休資産の売却を図るなどし、解消に努めていきたい」としている。

    

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