福知山市厚中町、市立福知山市民病院の救命救急棟が1日から、一部運用を開始した。救急医療単独の施設で、これまでより機能を拡充。香川恵造病院長は「救命救急棟の運用で、救急拠点病院としての位置付けがより明確化し、若い医師や看護師の教育・研修の場として活用できることを期待している」と話す。
運用を開始したのは1階の救急外来(初療室、診察室、点滴ベッドなど)と2階の透析室(従来より10床増床し36床)。
3階の救急病棟(集中治療室など)は10月1日から運用し、これによって全面的なオープンとなる。
市民病院は一昨年3月、府から北部地域では初めて「地域救命救急センター」に指定された。重症患者の救命措置や高度な医療を総合的に行うため、府の補助を受けて救命救急棟を建設。集中治療室(ICU)は6床から10床▽最初に処置する初療室は2床から3床▽診察室は3室から5室▽点滴ベッドは4床から6床に増やすなど、機能を拡充した。
香川病院長は「市民病院の救急は『どんな患者でも拒まず、初療する』のモットーのもと、医師、看護師、事務員ら職員一丸で準備して円滑な移行を目指した。地域のみなさんに安心を与えられる病院にしたい」と話している。
写真=運用を開始した救命救急棟
[PR]
株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232
著作権
このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。