読売巨人軍ＯＢ3人による「さわやか野球教室」（読売センター福知山主催）が31日、福知山市和久市町の福知山球場で開かれた。福知山、綾部両市内の学童野球のチームに所属する選手たちが、走塁やピッチングなどの指導を受けた。福知山東ライオンズクラブ、市野球協会共催、市、両丹日日新聞社など後援。

　指導したのは広島東洋カープで活躍し、巨人軍では投手コーチを務めた池谷公二郎さん、現役時代は主力打者として活躍した吉村禎章さん、1995年のドラフトで捕手として1位指名された原俊介さん。学童野球15チームの約150人が参加した。

　最初に全員で走塁練習をした。一塁への走塁の場合では、ベースの真ん中の平らな部分を踏むようにアドバイス。ヒットと分かった時はラインの外側に膨らんで走り、すぐに二塁を狙えるような態勢をとることが大事と説明した。

　二塁からの進塁についても説明。三塁を踏んで本塁にかえる時はライン上を走るように指導した。吉村さんらは児童たちが基本通りの走りをすると、「いいね」と褒め、「意識すれば必ず出来る」と助言した。

　このあと投手、野手に分かれて練習し、バッティングも見てもらった。庵我少年野球クラブの中川晃陽君（庵我小6年）は「普段、練習で出来ていなかったことを教えてもらえてよかった」と感謝していた。


写真＝走塁について児童たちに教える吉村さん