豪雨災害直後から、福知山市で被害調査にあたってきた国交省の緊急災害対策派遣隊は26日、全9日間の活動を終えた。派遣隊のまとめによると、国が災害復旧費を負担する道路と河川の被害は計85カ所で、概算工事費は7億100万円に上るという。
派遣隊は、被災状況の迅速な把握を目的に、国交省近畿地方整備局大阪庁舎などの職員32人が、第1陣と2陣に分かれ、18日から被害の大きかった道路と河川を中心に調査した。
■道路18カ所 河川67カ所■
道路の被害は、大呂立原線や猪崎川北線などの18カ所で、概算工事費は1億6100万円。河川は、安井谷川や荒木川と支流、宮川などの67カ所で5億4千万円だった。
調査終了日の26日には、市役所3階で調査の最終報告があり、派遣隊第2陣の指揮をとった小山下英文隊長が、松山正治市長に報告書を手渡した。
松山市長は「市民の安心、安全な生活を守るためにも貴重な調査。報告書の内容を参考にして、今後の防災対策に生かしたい。本当にお疲れさまでした」と、感謝の気持ちを伝えていた。
写真=被害の大きかった河川や道路などを調査した(在田川で、近畿地方整備局提供)
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